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会議室制御システム

会議室制御システム

目 的 : 既存テレビ会議システム(Polycom)と視聴覚設備、コンピューターの統合操作

施工先 : 独立行政法人 産業技術総合研究所 筑波研究センター情報技術研究部門会議室

使用機器 : AMX NI-2100コントローラー 5インチタッチパネル マルチプラズマディスプレイ 他

概 要 :

導入先の会議室は主にアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)とフランスのソルボンヌ大学、そして東京大学の研究室をつないで共同研究を行うための設備です。従来のテレビ会議システムだけでは研究資料のPC再生を行う際につなぎ替えやスイッチ操作など煩雑な作業が必要でした。
一通りのAV設備はすでに導入されていたため、それらの設備を流用しつつ、新たにテレビ会議画像やPC画像を同時に複数ディスプレイで表示できるようにシステムを組み替え、入力ソースと出力先の制御をAMXコントローラーを使用してタッチパネル式スイッチでシーン選択でできるように変更しました。

AMXは統合型システムコントローラーで各種の入出力に対応しています。また、IRリーダー等も用意されているため、市販の赤外線リモコンの信号を取り込み解析してプログラム上でコマンド出力が可能です。
専用のオブジェクト型スクリプト言語でプログラムを記述して、専用のデザインツールで液晶タッチパネルの画面設計ができる優れたシステム製品です。
ネットワークにも対応しており、ウェブブラウザ用のコントローラーを作成することもできるため、東京からニューヨークの機器を操作するようなことも簡単にできてしまいます。

この会議室で制御した機器は、複数のプラズマディスプレイ、DVDプレーヤー、ビデオレコーダー、AVマトリクススイッチャー等で、会議、プレゼン、DVD再生などのシーンを設定して入出力を制御しました。
この手の制御としては小規模でAV機器のみの制御だったので2日程度の現地調整で納品できました。